重低音を効かせる
低音を持ち上げて、迫力のある音に整えます。ブラウザ内で処理するため、音源はアップロードされません。
音源を選ぶ
仕上げたい音源をドラッグ&ドロップ
またはクリックして選択
音声(MP3・WAV・M4A・AAC・FLAC・OGG・Opus・AIFF ほか)/動画(MP4・MOV・WebM ほか)の音声も可
この設定にした理由
低音の量は、イコライザーで持ち上げた分だけ増えるわけではありません。持ち上げた低音は音量そのものを押し上げるので、最後のリミッターがそれを削り、結果として全体が痩せることがあります。「+10 dB にしたのに迫力が出ない」が起きるのはこのためです。
ここでは低域を +3.5 dB までに留め、代わりに飽和(サチュレーション)を強めにかけています。飽和は低音に倍音を足すので、スマートフォンやノートPCのように低音そのものが出ないスピーカーでも「低音がある」と聞こえます。実際の再生環境を考えると、こちらの方が効きます。
仕上げの音量は配信サービスの基準に合わせた −14 LUFS です。これより大きくしても再生時に下げられるため、上げた分はひずみだけが残ります。
極端な重低音(+8 dB 以上)はこの道具では出せません。ひずむか、リミッターに削られて逆効果になるためです。もっと大きく変えたい場合は、ミックスの段階でやり直す方が確実です。
よくある質問
- イコライザーのアプリで低音を上げるのと何が違いますか?
- 再生時のイコライザーは、鳴らしている端末の中だけで効きます。他の端末に移せば元の音に戻り、人に渡したファイルには何も残りません。ここで行うのは書き出しなので、加工した結果がファイルそのものになります。加えて、再生時のイコライザーは持ち上げた分がそのまま音量に乗るため、大きい曲では出力段でひずみます。こちらは飽和とリミッターを通した後の音量を −14 LUFS に整えるので、上げた低音がひずみとして出てきません。
- スマートフォンで聞くと低音が増えた気がしません。
- スマートフォンのスピーカーは、低音の基音(40〜80Hz あたり)をほとんど再生できません。そこを持ち上げても、鳴らせない帯域が増えるだけです。この設定が飽和を強めにかけているのはそのためで、飽和は基音の上に倍音を作ります。人の耳は倍音の並びから基音の高さを補って聞くので、実際には出ていない低音を「ある」と感じます。効果を確かめるなら、イヤホンか低音の出るスピーカーで聞き比べてください。
- 分離したベースのステムに使ってもいいですか?
- 目的によります。ベース単体を聞きやすくしたいだけなら効きますが、他のパートと混ぜ直す予定があるなら勧めません。この設定の最後にはリミッターと −14 LUFS への調整が入っていて、それは「完成した1曲」に対する処理だからです。パートごとに掛けてから混ぜると、混ぜた結果の音量が想定と変わります。分離した素材は加工せずに混ぜ、混ざった後のファイルをここに持ってくる順序が確実です。